おすすめの社会派漫画、行政関連2作品。もう「お役所仕事」とは言わせない

|テーマは児童虐待「ちいさいひと」青葉児童相談所物語。


「ちいさいひと」は、児童虐待をテーマにした漫画です。

主人公の相川健太郎は、新人児童福祉司として、青葉市(架空の都市)の児童相談所に配属された。児童福祉司とは、児童虐待に対して対応を行う専門職だ。

新任で慌ただしく動く健太郎。しかしその裏で進む児童虐待。さらに、新任児童福祉司健太郎には、まだ誰も知らない壮絶な過去があった。それは「サバイバー」。その彼自身の過去からくる独特の「勘」が、二つの命を救った。

この本によると児童虐待にはいくつかの種類があるそうだ。

  • 身体的虐待 殴る、蹴る、おぼれさせるなど
  • 心理的虐待 言葉による脅し、無視、差別、DV
  • ネグレクト 育児放棄

どれも目を覆いたくなるような内容だが、虐待により、6日に一人の命が失われており、虐待は20年前に比べ50倍というのも事実。

時系列で進む物語は、とても臨場感がある。かなりシュールな内容だが、児童虐待という社会問題を、国の制度の問題点を交え、わかりやすく漫画化している。

劇中に出てくる健太郎の上司は、実在の人物がモデルになっているそうです。

 

ちいさいひと
ちいさいひと 全巻はこちら

 

|テーマは生活保護 「健康で文化的な最低限の生活」福祉事務所の物語


どこかで聞いたようなフレーズだと思ったら、日本国憲法第25条でした。

福祉保健部生活課に配属された新人職員「義経えみる」。要するに生活保護を担当する部署。

初日にいきなり担当が110世帯であることを知らされ、言葉を失うえみる。その一つ一つにそれぞれの人生がある。

そして初日から「訪問」の洗礼。ちゃんと生活できているか、困っていることはないか実際に訪問して確認するのだ。ここで衝撃のシーンに出会う。

「私たち生活保護のケースワーカー程、一人一人の生活に入り込む公務員はいません」。先輩からノウハウを学ぶえみる。

しかしそんな中、一本の電話が。その後さらに衝撃の出来事が。。。

「自分は何も知らない、何もわかっていない。人生のリアリティといったものが多分何もない。」

「自分の中に確かなものを持ちたい。そう、強く思った。」

初めて目の当たりにするそれぞれの人生に、果たして適切に対処できる一人前のケースワーカーになれるのでしょうか。

先ほど紹介した「ちいさいひと」もこの作品もそうですが、新人から話が始まっています。その職業の説明を物語のなかで自然に説明できるので、その方が読んでいる私たちにもわかりやすいですね。

DMM.com

Amazon4巻セット

コメント